【実体験】頭を強く打った!子供の頭蓋骨骨折と親が知っておきたい予防策

子どもの成長

いつもと変わらない日常に、突然の転落事故【実体験】

椅子に取り付けたり、床に置いて使用できる、便利なベビーチェア。
離乳食時期から大いに活用していましたが…
とある夕食時に事故は発生しました。

当時、いつもと変わりなく食事をしていました。
生後9ヶ月もなると足や腕の力もつき、自分でテーブルを押し、
椅子を後ろに引くということも少しずつできるようになっている。
それは親として把握していました。

事故当時
腕でテーブルを押し、椅子とテーブルが
少し離れていたのでしょう。

椅子とテーブルの間にやや空間ができ、
両足がテーブルの淵に届いたかと思うと、
テーブルの淵を両足で跳ね飛ばし、
そのまま後方へ転落。


私は少し離れた場所にいたため、
後ろへ転落する椅子と我が子を支えることはできず。
子どもの頭は、取り付けていた大人のチェアの背もたれに勢いよく打ち付けられました。

娘は、大泣きをしましたが、
出血なく、意識もあった為

倒れた瞬間は一瞬ほっと一安心しましたが。

その数秒後…

体の力が抜け、顔が青ざめて意識が薄れ、
「!?体の力が抜けすぎ。顔色も悪くなている。」
娘の様子に違和感を感じました。

話しかけても反応は薄く、眠ったように眠る娘に、

夫に「病院!病院!」と大きな声を出し、
即座に病院に行く準備を始めました。
病院まで車で20分。

冷静に考えると救急車を呼ぶという選択の方が
正解だったのかもしれませんが、
当時はその判断ができないほど、慌てていました。

病院に向かい道中、

「死んだらどうしよう」
と頭をよぎりました。

意識がもうろうとし、脱力した我が子を抱えながら、
ただただ、体が震えたことを今でも覚えています。

夜21時過ぎに病院到着。
救急外来へ。

緊急性が高く、体と腕を布で巻かれ、
すぐにCTに入りました。

その後、診察室に呼ばれました。

診断名:頭蓋骨骨折

頭蓋骨の写真を見ながら、
「骨折されてますね」と医師から告げられました。

そして
「少し、この部分に出血が見られますね」
「出血がこれ以上広がれば、ドクターヘリで
別の病院に搬送になります。」
と言われました。

頭蓋骨骨折の写真を見ながら、後頭部にできた
広範囲の大きなヒビに衝撃を受けたことを
鮮明に覚えています。


様子を見るため、
母と共にすぐに1週間の入院になりました。

頭蓋骨骨折とは

ソファやベッド、椅子などからの転落で
強く頭をぶつける。
遊具で高いところから転落。
自転車での転倒交通事故やスポーツでの接触。

このようなことが原因となり、
骨にヒビが入ったり、割れてしまったりする。

これを 頭蓋骨骨折 といいます。

受診の目安

子どもの頭蓋骨骨折は、見た目が軽そうでも 
中で大きなケガをしている可能性 があります。

頭をぶつけたあと、
次のような症状があるときは迷わず受診を。

・強い泣き方や機嫌の悪さが続く
・たんこぶが大きく腫れている
・嘔吐を繰り返す
・意識がもうろうとする、ぐったりする
・出血や耳・鼻からの液体
(血や透明な液)が出る
・普段と様子が違う

赤ちゃんや子どもは自分の症状を言葉で伝えることができません。
「大丈夫そう」と思っても、

自己判断はダメ

※「救急外来」や「脳神経外科・小児科のある病院」への受診が望ましいです。


治療と経過

重い場合:脳に出血や圧迫があると、
     手術をすることもあります。

軽い骨折の場合:入院して安静に過ごすことで
        自然に治ることもあります。

うちの娘は広範囲の頭蓋骨骨折ではありましたが、
大きな出血はなかった為、入院(経過観察)
になったのだと思います。


入院中の我が子

何かあった時、すぐに点滴ができるよう、
右手には針が刺さったままで包帯を巻かれていた
我が子。


「出血がひどくなったらどうしよう。」 

と不安に思う母を元気づけるように、
いつもと変わらないとても元気な娘に
心救われていました。

私と娘が入院中、二つ上の長男は
近くに住んでいる義父母の家で夫と一緒に過ごしていました。
普段からお世話になっているということもあり、
母がそばにいなくてもあまり寂しがる様子はなく、
「周りの方の協力があっての子育て」
というのは、このことだなと心から思いました。



入院1週間経過後、再びCTを撮り、診察室へ。

出血の広がりもなく、無事退院となりました。

大きな事故を防ぐ、すぐできる対策とは?

まだ歩くことができない赤ちゃん、
よちよち歩き時代の幼児は、
親が大きな怪我を防ぐための環境づくりは
重要です。

角をガードする。
踏み台になるものは置かない。
高いところで遊ばせない。
食卓イスに座らせたままにしない。
口に入るサイズのものは手の届くところに置かない。 などなど…

このブログを読み終わった後からも
できる対策はあります。
あとでやろうではなく、今から行動しましょう。

また、
子どもは一人ひとり様子や好みの遊びが違うもの。
(活発な子・高い所が好きな子・なんでもすぐに口の中に入れてしまう子 等々)
我が子に合わせた安全な環境づくり
必要不可欠です。
赤ちゃんが過ごす環境については、また違う記事を書きたいと思います。

いつもと変わらない日常に起こった突然の事故。
足でテーブルの淵を蹴る動作をすることを
想定できず、チェアに長く座らせていたことが
原因だったと私は思います。

まとめ

子どもは急激に成長し、
いろいろなことができるようになります。

昨日はできなかったのに。
今日突然できるようになっている。


この子どもの変化に、
親としてできることは以下のようなことです。

・子どもの成長は嬉しい反面、いろいろな危険も
 潜んでいるということを理解すること。

・親も子どもの成長スピードに対応すること。


・普段から子どもの様子を観察し

 環境を変化させていくこと。

・危ないなと思ったら「後でやろう」ではなく、「気がついた今」その時に対策しておくのが

 ベスト。
物を移動する、
 小さな物は手に届かないところに保管 等々は
 すぐにできる対策ですね


当時、頭蓋骨骨折をした我が娘も今年2年生になり、
変わりなく元気な日常を過ごせています。

あの時の気持ちは、
親になって初めて感じた恐怖でした。

このブログを見るお母さん、お父さんたちが
大切な我が子の大きな事故につながらない環境づくり考えるきっかけになってくれたらいいなと願います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。







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